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春のギフトショーとジュエリーショー ■日本翡翠製品の写真 12:59
日本翡翠製品

日本翡翠製品
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今年のジュエリーショー(IJT)は1月21−24日、
春のギフトショーは2月3−6日までだった。
 
前者は国内最大の宝飾品業者向けの展示会で、後者はフレグランス・ステーショナリー・ガーデニング
・エスニックグッズ、などなど、ありとあらゆる雑貨の小売業者向け見本市。
300万円ほど用意してギフトショーへ行くなら、
どのような品目であれ3坪ほどの小売店ならすぐに開けるような仕組みになっている。
 
天然石加工品やビーズを扱う卸売業者にとっては、10日ほどの間を置いて開催される二つの展示会は、
顧客獲得のためのハードな日々となる。
 
世相を反映してギフトショーでは18Kやシルバー・アクセサリーが影をひそめて、
パワーストーン関連の国内卸売業者ががんばっているのが最近の傾向。
香港の業者たちは数年来の景気後退と、経費の高さに音を上げてか激減している。
 
かつてはうちも、リングやペンダントに使用するルースをジュエリーショーで探し、
目新しい天然石ビーズをギフトショーで仕入れたりしていたが、
主だった仕入れ先を海外に求めるようになって、ふたつの展示会は、もっぱら情報収集の場であったり、
個人的な趣味を満喫するための遊び場と化している。
 
ギフトショーやジュエリーショーがうちの重要な仕入れの場所ではなくなった大きな理由は、
アメリカ発の情報ではなく、アジアの民として自分たちの歴史や風土にあった精神世界を模索していることも大きい。
 
原理主義のようなグローバリズムへの抵抗といったほど大仰なものではなく、
中華文化の風水丸写しというようなものでもなく、
より自分たちにフットした精神世界のありようがあるはずで、
それをアピールできる製品は市場にはなく、やむをえず制作費の安い海外に特注せざるを得なくなる。
 
こういうことを思考している最中に出会ったのが日本翡翠で、
これでなにがしかの製品を作ろうとすると、もう展示会に頼ってはいられない。
縄文弥生の交易商そのままに原石の確保から始めなくてはならなくなった。
たくさんの原石に触れられて楽しさこの上ないのだが、在庫が増えていくのが悩みの種で、
こうなったからには日本翡翠製品の卸売を始めようかと考えたりしている。
| ジュエリーショーとギフトショー | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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