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HPでは「新着・夏ブレス」を掲載しました■まっ赤な琥珀のブレスの写真 13:29
赤い琥珀のブレス

ショッピングページに「夏ブレス」を20点ほど掲載しました。
「夏」という言葉が美しくて、「夏ブレス」はとびっきりの製品のように聞こえると、
悦にいっているのはぼくだけではないはず。夏には夏であることが嬉しい。
写真は目がさめるほどのあでやかなまっ赤な琥珀のブレス。
夏ブレスをつけて、背筋を伸ばして、足幅を大きく、さっそうと歩くと
女も男も、とても美しく見えます。

7−8月は、毎週金曜・土曜には店を開けることにしました。
午後1時から8時までの営業を予定しています。
ショップ閉店中はたくさんの方にご迷惑をおかけしました。


 「夏ブレス」を見るにはここをクリック。 


空は乳白色の輝きのうちにある。
丘陵は濃緑色の巌となって押し黙っている。
東南アジアのクニにいるかのように蒸し暑い。
 
冬には凍った夜空を見て夏がほんとうに来るのだろうかといぶかしむ。
古代の感性は未来を想像することが苦手だった。
現代人のように季節の移ろいに無頓着ではなかった。
彼らは力の衰えた太陽に、なんとしででも頑張ってもらいたい、
元気な姿で再生してほしいと願った。そうして太陽を祭る呪術が生まれた。

自分のうちの古代をみると、こうした気持ちがよくわかる。
季節は確実に巡ってくることが当たり前とは思えずに嬉しいことがらに変わる。
雨期がきちんと始まると、自分もまた季節とともに生きていることを喜ばしく思う。
 
数年前から日本の雨期は3、4日と小雨が降りつづく梅雨をやめて、
東南アジアのモンスーン・タイプに変わったようなところがある。
雨は降るのか降らないのか、出かける日に空を眺めても、見当をつけられなくなっている。
 
ベランダではプランターの下にアリが巣を構えた。
プランターを持ち上げるとゴマ粒ほどのアリが白い卵をかかえて右往左往した。
人類のDNAのどこかには集ってうごめく虫に嫌悪する遺伝情報が刻印さえているかのようだ。
なんだかやたらと不気味な感じがして殺虫スプレーをかけた。
 
そうやって生命を思った。20億年ほど前のシアノバクテリア(藍藻)以降ずーっと、
あらゆる生命は「ひたすらに繁殖しろ!」というDNAの意図に従っているだけ。
ひょんなことから人類に自我が生じて、ここにおいてはじめて生命に価値が生じた。
この仕組みはどんなに驚いたり不思議がっても十分ということはない。
 
きょうのブログはとりとめがない。
HPのショッピングページでは「夏ブレス」をアップして、
次には「天然石ブレスレット」の再構成を企てている。
何年も前から、もっとわかりやすいように整理しなくてはと考えていたが、
ついつい後回しにしてきた。
どうにかやっと手直しできる時間ができたということらしい。

「天然石ブレスレット」と「小型天珠付きブレスレット(ジーブレス)」の再構成が終わったら、
日本翡翠勾玉などの新製品を注文しなくてはと思いつつ、日が経っていく。

追記:シアノバクテリアは藍藻と書くと、水草の一種のように思えるが、
眼には見えないほどに小さな細菌。細胞核のない古いタイプで光合成を行う。
彼らの登場で地球には酸素が増えることになった。
シアノバクテリアのなかには群れてネバネバした粘液を出すタイプがいて、
彼らの遺骸が積もり積もってストロマトライト(ストーン・マット石)という岩ができた。
シアノバクテリアはさして進化することなく現代まで生存していて、
そこらの水溜まりや水道管のなかに生息している。
 
彼らの働きによって酸素が増えた海中では、水に溶けていた鉄イオンが酸化され、
積もり積って鉄鉱床のもととなった。
微生物が地球を変えていく。微生物が岩を作る。
めがくらむほどに不思議なことと思っている。


| 新着製品&鉱物 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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