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もう一度チェックしたい日本翡翠の基礎知識・1(糸魚川ヒスイ) 17:54
糸魚川産黒色翡翠
<日本翡翠の基礎知識・1>(名称について) 
基礎知識のようなことがらは何をいまさらと思う人もいようが、
ときおり繰り返したほうが新たな気付きを喚起するだろうし、
これを役立てられる新しいお客さんもいる。
そんなわけで<日本翡翠の基礎知識>の最初は「日本翡翠」という呼称について。
結論をいえば日本翡翠と糸魚川翡翠は同じ石。
日本産の翡翠は主要産地の地名をとって「糸魚川翡翠」などとよばれることもあった。
けれどこの呼び方は外国人ディーラーと話をするのに具合が悪い。
イチゴや米みたいで個人的意見としては好みにあわない。
それに翡翠採集地として有名な越中宮崎のヒスイ海岸は糸魚川市ではなくて富山県にある。
国産翡翠は世界に誇れる日本の宝石であるとの思いから、
うちではジャパン・ジェード(日本翡翠)とよんできた。
翡翠が国の石に選定されたいまは、ミャンマー産やロシア産と区分けする意味もかねて、
やっぱり国産翡翠は日本翡翠の愛称が似つかわしいと思っている。
めくじら立てるほどのことではないが。


<日本翡翠の基礎知識・2>(色合いについて) 
翡翠は緑の宝石と思っている人が多い。宝飾品としてもてはやされ高額で売買される翡翠は
濃緑色半透明でトロリとした質感のものが多いので、そのような「常識」が広まることになったが、
翡翠の緑色はむしろ例外。しかも翡翠は鉱物ではなく岩石の部類に属する。
ヒスイ輝石という輝石類の白色の鉱物を中心にいろいろな異種鉱物が集って翡翠という岩石が誕生する。
だから翡翠は白色が基本色ということになる。緑色はオンファサイトという異種鉱物によるもので、
ヒスイ本来の色ではない。
日本産翡翠では明るい灰色をベースに緑や青味を帯びたものの産出が一番多い。
たくさんの日本翡翠と親しむと、ごくわずかの色や質感の違いが大きな違いに感じられて、
翡翠の色合いの無限のひろがりに驚嘆できるようになる。


<日本翡翠の基礎知識・3>(色合いについて) 
日本翡翠の原産地・糸魚川地方ではおもには色合いで翡翠原石を区分けしている。
純白に近いものは白翡翠で気高く品のいいものが多い。
原石の青味が強いものは青色翡翠。全体に青味があるものと脈状に濃紺色がはいったものとがある。
後者のものを産地ではコバルトヒスイとよんできたが、コバルト元素が含まれているわけではない。
藤色がかっっているのがラベンダージェードで、
日本産では藤色があでやかなミャンマー産ラベンダージェードのようなものはみかけない。
原石全体が緑色でとろ味のあるロウカン質の原石もきわめて少ない。
ちかごろでは黒色系のものが人気が高い。これには全体が真っ黒なもの、
ねずみ色と黒色がまだら状になったものなどいろいろな状態のものがある。
(写真は会社資料の糸魚川産黒色翡翠。約4kg, 165mm)

| 日本翡翠(糸魚川翡翠、ヒスイ) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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