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たわいのない話。おもしろがってくれるといいのだが 10:10
ガマ財神
<たわいのない話> 
獣型勾玉とツーショットできそうなアイテムを自宅で物色した。
目に付いたのがこのガマ財神。
何年も前にブログに書いたような気もしているからネタも使い回し。
そういうことは一生に一度、一回こっきりだった。
20数年前、香港のジェードマーケットでの出来事だった。
帰りしなに、「もしもし」とくっきりはっきりした日本語で呼びとめる声がした。
ふりかえると声の主は人間ではなくテーブルの上の10cm弱の石のガマだった。
「私を連れて行ってくださいな」と彼はいった。
そういうことなのかと思って連れ帰った。
以来ずーっと彼はぼくに机の上にいるけれど、それから一度も語りかけてきたことはない。
ひょっとして妖精とか精霊とか霊とかそういうものが、
日本に行きたいと思って石のガマ財神にのったのかもしれない。
いまとなっては調べようもない。


<たわいのない話> 
非生物に心が宿ってコミニュケーションするという体験は他にも2、3あった。
いま思うにそれは三昧のようなものなんだろう。
あるいは機関車やモグラが人間と同じように暮らしていた幼児がえりのようでもある。
記憶にのこる最初の体験は、高校生だったころ美術館のルネッサンス絵画展の会場で起きた。
美人の肖像画が突如としてにっこりと笑った。
思い切り驚いて彼女の前から立ち去りがたかった。
インドの石窟寺院で有名なエローラではひとりで1週間過ごした。
石の女神に恋してたくさんの時間を彼女とともにいた。
彼女はなんてたって女神というくらいだからほんとうに美しくて、
生味の人間のように生きづいていて、見れば見るほど心苦しかった。


<たわいのない話> 
ごくまれにだが、テレビのニュースでテロ事件などを見ると、あんな犯人は死んでしまえ、と思う。
それに関して思い出したことがある。
昔知り合いだった修験の行者は、「家に一人でいると、しばしばポルターガイストが騒ぐ」と言った。
「天井裏をドタドタと歩く音がしたり、柱がバキッと割れる音がする」。
興味深い話だ。「で、どうするのですか?」とぼく。
「中途半端な霊たちだからあの世に送っても、そのうちろくでなしとして転生してくる。
それではおもしろくない。だからそういうときは、
お前ら、死もならず、生きもならない狭間の世界に送ってやる。と天井に向かって言うんだ。
するとね、ぴたっと騒ぎが収まる」。
生きることも死ぬこともできない、自分を気にかけてくれる人はひとりもいない。
そういう所で未来永劫の時を過ごす。こんな怖いことはない。
こんな奴は死んでしまえ、と思う人間が現われたら対処できるように、
彼から狭間送りの技を習っておけばよかった。
| 過ぎてゆく日々のこと | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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