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<フローライト> フローライト(フッ化カルシウム)の基礎知識  10:16
フローライト
<フローライト> 
フローライトの分子組成はカルシウム+フッ素(Ca F2)で、フッ化カルシウムとよんだりする。
カルシウムの多くは珊瑚礁に由来する石灰岩から供給されることを思えば、
フローライトが地殻の比較的浅い部分で生成されることがわかる。
フッ素は花崗岩からもたらされる揮発性成分のひとつで反応性が高いという。
つまり、フローライトの多くはスカルン(石灰岩と火成岩の混合地帯)に産出して、
人間が採掘しやすい土地にあるのが、世界各地で産出される理由となっている、
製鉄時に鉱石といっしょに溶鉱炉に投入すると、鉄を溶けだしやすくする性質があるので
溶融材(フラックス)として用いられる。
フローライトの結晶はサイコロ状だったり8面体だったり両者が混合していたりする。
四角形の縁(へり)が面取りされているようなものもある。
単体でピラミッドを上下に合わせた形、8面体をしたものは
職人が劈開面にそってハンマーで割って作ると聞くようになってひさしい。
そのくせ原石をカナヅチでいかに叩こうと8面体に割れたためしがない
(知識の多くは実証されずに伝搬していく)。210g/74mm。4-19-3 282


フローライト
<フローライト> 
フローライトには紫外線が刺激となって発光するものがある。
熱源なくして発光するのは蛍のようなもので、苔や魚にもそういうのがいる。
蛍光灯という名称も蛍の光からきている。フローライトの蛍光色はフローレッセンスという。
フローライトの基本色は白で、異種物質が混ざったり、結晶の格子状構造に欠けなどが生じることで
緑・紫・黄・橙・桃色などに発色する。結晶の発育期の間に休止期が入ると縞状になるという。
電子顕微鏡的には結晶はバベルの塔のレンガ建築よろしく、分子が格子状に並んでいくことで構築される。
子供のころの授業で「物理は理路整然とした法則性を学ぶ学問だ」といったことを教えられた。
長じて学んだのは法則は例外だらけという事実だった。
分子の格子も欠陥だらけで、いびつだったり、隙間があったりする。
自然界の構成はけっこう雑であるし、いい加減であるし、
幼馴染みと結婚するみたいに、身近なものですませようとする傾向がある。
こうした科学から学んだのは、百頭の羊がいるとして99頭の羊のように振るまわなくてはならない
いわれはない、ということだった。いい子に育てと望む親には気絶してしまいそうな意見なんだろう。
フローライトははぐれものであるほど美しいといえなくはない。4-19-3 172 ブログ鉱物

| 日本翡翠情報センター | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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