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異国の街に出現したフローライトのピラミッド・2  10:40
フローライト
<フローライト> 
行き着いた先は広い部屋で壁の全体が乳白色に蛍光していた。
スポットライトをあびた中央には1メートル立方ほどの箱があって、隣に管理人が立っていた。
「ようこそわれらが友よ」と彼はいった。こいつのものいいはいちいち癇に触る。
「もうお気付きですか、ピラミッドは実は8面体で半分は地下に埋もれているんですな」。
ドキッとする。衝撃に身震いする。ああ、と思う。
「ああ、なるほど。2千年前の中国の墳墓を見に行ったことがあります。
そこでも、地面にうがった逆ピラミッドの底に玄室がうめてありました」
「そうですか。この場所が逆ピラミッドの中心部です。まずはこれをごらんなさい」彼はいう。
四角の箱型のテーブルの上面は紫色に蛍光していて、升目が陰刻されていた。64枡からなる八卦の魔方陣だった。
「タントラですか?」「しかり。どこでそれを?」「精霊界の友人から」と答えた。
ぼくはそれを玄太の父からきいた。「前後左右は東西南北となり、南北は天地に置換される。
天の8方位と地の8方位がまじわって64の事象に分割される。
64体のヨーギニ、つまりダキニがそこに顕現する」。
玄太の父はこれを、現象世界の諸事情を64に分類して八卦はできているが、
いにしえのタントリカたちはそれを女神の機能とみて、64ヨーギニ・テンプルを建立した、
というふうにいった。たぶんインドが先だった。
管理人はうなづき「聖数8は陰の最大数で女神の数字でもあるのです。2乗すれば64になります。
ご存知とは思いますが」といった。4-19-3


フローライト
<フローライト> 
アーサー・クラークが夢想したモノリスのように、誰かがフローライトの巨大ピラミッドを
異国の辺鄙な土地に置いた。ピラミッドは地表に乗せられていたわけではなく、
地下の逆ピラミットと結合した八面体だった。つまりあれを設置するにはそうとう大掛かりな土木工事を
必要としたが、それに気付いた地元民はいなかった。地下の玄室に相当する部分には棺ではなく、
64の枡目を描いたプレートが置いてあった。
世界は64の「質」あるいはパワーの色合いによって統合されていることを顕示しているかのようだった。
その図形は世界の概念図、もしくは鋳型だった。やがてその土地はパワースポット詣でをする人たちの
聖地になったけれど、ピラミッドが逆ピラミッドと結合していることや、
玄室に八卦のプレートが鎮座していることは報道されはしなかった。
何人かは知っていただろうが、彼らがSNSに書いてもそれを真にうける学者や大手メディアは
なかったということだろう。昨日のこと、msnのヘッドラインを読んでいたら、
そのピラミッドは出現したときと同じ唐突さで消失したとでていた。
管理人のコメントがあって「残念なことをしましたな」とあった。
(これはフィクションです)4-19-2
| 日本翡翠情報センター | comments(0) | trackbacks(0) | posted by YK
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